精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

自分カルテ②~中学生編~

長距離の運動とか、歩く、走ることができない、という不安をもって、僕は中学になった。

中学にはいると、みんな一斉に部活に入る。

僕も不安はあったけれど、なんとなくノリで柔道部に入ってしまった。

 

もちろん、練習は当時の僕には未体験のハードさだった。

ランニングなどのトレーニングはほとんど一番後ろからついていくのがやっと。

そのころは、状況は悪化した感じはなかったけど、普段でも少し内股気味に歩いていたような感じがする。

今思うと、比較的気温が低いときの練習とかはこなせていたような気がする。

これが、パーキンソンの前兆だったかどうかは、わからない。

だけどもしかしたら、長時間運動すると血流がよくなり、それによって歩けなくなったり、走れなくなったりしたのかもしれない。

感覚としては、今のジスキネジア※1に少し似ている。

痛いと感じはなかった。

調子は良いはずなのに、身体がいうことを利かない、歩けない・走れない身体を無理に動かすので、やたらと疲れたような気がする。

精神的にも、肉体的にも。

 

中学に入るまでは、どちらかというといじめる側の人間だったかもしれない。

そのときは、本当にごめんなさい。

いまさらながらに思います。

ひどいことをしてしまったこともありました。

反省しています。

 

ただ、中学に入ると、自然といじめられる側に立場が変わっていった。

部活では、同級生のレギュラーに使いっぱしりをやらされたり、荷物を持たされたり。

どうしても、トレーニングについていけない自分がいやになっていた。

なんで僕だけ、こんな目にあうんだろうって思いながら過ごしていたような気がする。

 

そして、そんなときに僕を支えてくれたのが音楽だった。

時代はバンドブーム全盛期である。

特に僕は、ブルーハーツジュンスカレピッシュユニコーンなんかにハマった。

(ボウイは聞いていたけど、あまりハマったという感覚はない)

毎朝、爆音で聞いて学校に行った。

部活から帰ってきて、爆音を聞きながら眠った。

 

※1ジスキネジア・・・不随意運動。自分の意思とは関係なく身体が動いてしまうこと。

自分の場合、足、特に左足によくでる症状。個人差があり、全身動くところならどこでもでてくるらしい。