精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

日本カーリング選手権2023(プレーオフ・準決勝)

また、彼女たちはみせてくれた。

今朝のプレーオフ、ロコソラーレは、序盤から中部電力に先行して点は与えるものの、これを耐え忍び、終盤の見事3連続スチールが決まって、登り調子と思われた中部電力相手に勝ち切り、決勝進出を決めた。

 

一方で、もう一つの軌跡を起こしたのは、もう一方のプレーオフで驚異のフィロシーク青森と対戦したSC軽井沢クラブだった。

僕は、ロコソラーレ戦をメインにして、2画面でチラ見観戦していたけど、序盤は、昨日ロコソラーレを圧倒した勢いそのままに一時は7点差の大差をつけて、リードしていたのはフィロシークだった。

 

その、フィロシークが急に異変が起こったのか、SC軽井沢クラブに変化が起こったのか、分からないが、SC軽井沢がなんと、スチールで5点を挙げ、怒涛の追い上げを見せて、終わってみれば、フィロシークに3点差をつけて勝利をもぎ取っていた。

後攻が有利と言われるカーリングで、先攻が5点も獲るなんて見たこともない。

結果、今大会の台風の目と言えるフィロシーク青森は、4位という結果に終わった。

試合後、悔しいというより、本人たちも信じられないと言った表情をしていたのが、印象的だった。

 

午後、準決勝で中部電力と決勝の残りの切符をかけて、SC軽井沢は、今度は、仮に言うなら、横綱相手に堂々渡り合い、結果シーソーゲームを制し、ラストエンドで初の決勝進出となる、1点をもぎ取った。

これで、SC軽井沢クラブは、クラブチームとして、今大会初めて男女そろって決勝に進出した。

 

あまりに、今大会予想を大きく外れ過ぎて全くノーマークだったSC軽井沢クラブだが、確か、スキップの金井選手は、まだ若干二十歳ぐらいで、また、チームメイトには42歳の西室選手もいる。

西室選手は、富士急などにも在籍していた現役名カーラーだが、本橋麻里さんや小笠原歩さんらと世代が被ったために、オリンピックの出場は未だに夢見ているという。

 

一方、そんなオリンピックに2大会連続出場、メダル獲得を果たしたロコソラーレ。

新たな脅威となって這い上がってきた、SC軽井沢クラブに経験の差を見せつけることが出来るのか、はたまた勢いが世界一の壁を超える奇跡を見せるのか、明日、それがはっきりとする。

昨日よりは今日は穏やかに眠れそう。

勝戦、いいゲームを!

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう