連日の観戦疲れのせいか、3位決定戦どころか、決勝戦のリアタイも見逃す失態を演じてしまった。
いつも思うが、人それぞれのスタイルがあるとしても、XなどSNSで連日連夜、カーリング観戦して、速報などをポストされる方がいらっしゃるが、一体いつ寝ているのだろう、その、カーリングに対する情熱たるや、いやはや、いつも頭が下がる思いでポストの情報を有難く閲覧させていただいている。
さて、3位決定戦は、エストニアが勝っていたら、アーカイブ観戦してもいいか、とは個人的推しの関係で考えていたが、結果、予選通りの強さでオーストラリアが3位となった。(らしい)
そして、決勝、アーカイブ観戦ながら、イタリアペアの強さをまざまざと見せつけてくれた1戦となった。
相手のスコットランドも、4人制では今年世界選手権制覇のマウアット、北京金メダリストのドッズと、百戦錬磨の猛者同士のペアである。
その、スコットランド相手に一時、ビッグエンド献上して、流れが変わるか、と思いきや、ずっとリードをし続ける横綱相撲の様相を呈して、何と、最後は得意のドローではなく、コンスタンティーニ選手の、これはレアであったし、決めるのもまたスゴイ、ランバックショットが炸裂、最終エンドを待たず、スコットランドが負けを認めてコンシードとなった。
これで、イタリア(コンスタンティーニ/モザネル)は、五輪に続き、世界選手権も制覇したペアとなり、来年のコルティナダンペッツォ五輪に向けて、万全の体制ということではないだろうか。
それでも、まだ、イタリアもイタリア国内で、代表決定戦みたいなものがあるらしく、
それを勝ち抜かないと、とコンスタンティーニ選手ももう一度気を引き締めていく、と言ったコメントをしていたらしい。
これだけの実績を残しているんだから、もうこれでいいじゃん、と素人は考えてしまうけど…。
というわけで、日本は、今年12月の最終予選へと参戦するという運びになった。
また、最終予選に出場するチームは9月の代表決定戦で決する。
日本は、12月に男女、ミックスダブルス3種目の最終予選もあれば、9月に各種目とも代表決定戦がある、まさに五輪に向け「死のロード」というべき、険しい道を歩まねばならない。
選手たちはもちろん、観戦する側にもそれなりにハードなシーズンになりそうである。
だが、裏を返せば、興味が尽きない、ハラハラ、ワクワク、ドキドキがいっぱいの来シーズンのカーリングから目が離せないのは間違いないだろう。