精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

自分カルテ③~中学生編~

歩き方が内股になるから、その変な歩き方をよくからかわれたりしていた。

それが日常になり、いつしか人目を気にするようになっていった。

なるべく、人の後ろを歩くようになり、また後ろに人がいると、なんだか笑われているような気がして落ち着かない気持ちになった。

 

さすがに、そこまでいくと、親も異変に気づき、色々心配してくれた。

整体院に自分らと一緒に僕を連れていき、背骨の歪みから来ているのではないかとか言われた。

そのころはまだあまりなかったカイロプラクティック系のところだった。

でも、治ればいいけど、なんとなく違う気はしていた。

自分の身体が他の人とは違うことはなんとなくわかっていた。

 

とうぜん、足が悪いのではないか、ということで整形外科の病院に連れて行かれるうち、ある日、大きな総合病院の紹介を受ける。

総合病院では、レントゲンはもちろん、いろいろ検査はしたように思う。

そして、確かに足首から内側に入って歩くのは良くないのではないか、では、それを手術をして矯正してみましょう、みたいな話になった。

 

このとき、中学2年生。

思春期真っ只中。

夏休みを利用しての入院・手術。

その決定に、あまり自分の意思はなかった。

医者もそれで良くなる、と言う。

親もこれで良くなる、と言う。

 

これが人生初めての入院と手術の体験になる。

このときのことは、色々あるので、また明日書くことにする。

とにかく、このときの記憶が今年入院して手術したとき、やたらと思い出した。

まるで走馬灯のように。

そして、それまで忘れていたことが不思議だった。

思い出すことで、乗り切れた部分もあったかもしれない。