精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

自分カルテ①~小学生編~

僕は、小さい頃は山・川・海に囲まれた田舎育ち。

今もその実家に住んでいる。

小学生高学年になって、足も早く、運動会ではクラスで1番くらいだったと思う。(学年で1番ではない)

 

ある日、犬の散歩をしていると突然歩けなくなった。

何が起こったのかわからなかった。

とにかく、足は前に出るのだが、着地をして体重を支えてバランスをとることができない。

痛くはないが、足首のあたりがとにかく不安定。

無理やり歩こうとしても、片足をひきづるような感じになってしまう。

おそらく、走ることもできなかったと思う。

 

比較的活発な子供だったから、これはかなりショックだった。

 

それから、長距離(長時間)の運動に関してはこの「歩けない」状況が常に付きまとうことになる。

通常の生活、たとえば、小学校まで徒歩通学をしていたけれど、登下校のときに困ったような記憶はあまりない。

遠足や運動会、マラソン大会なども参加はしていた。

 

記憶にあるのは、稲刈りが終わった田んぼでサッカーをして友達と遊んでいたことがあった。

たぶん、楽しいから時間を忘れて日が暮れるまで遊んでいた。

そんなとき、走れなくなる。

足首あたりが不安定になって、着地ができない。

しばらく、休めばある程度回復するが、また遊んでいると歩けなくなる。

走れなくなる。

 

あのときの感覚は、今はないので、上手く表現できないところがある。

すくみ足のように、足が前に出ないのではない。

足は前に出るが、着地してかかとからついて体重を支えられないような状態。

着地するときに内側に逃げてしまう。

クリンって感じで。

足首から下が機能していないと言うか…。

 

これ以上、書いても意味不明になる一方なのでやめにする。

 

とりあえず、これが一番最初に自分のカラダの「異変」に気づいたときの話である。