精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

奇跡。

明日で東日本大震災から12年が経つという。

ニュースでそんな話題が目についた。

有志の方々がいろんなところで、震災を通して、命の大切さを話されていた。

 

たとえば、それが幼稚園だったり。

そんな小さな子たちには、震災に関して言うと、阪神淡路大震災のこともリアルタイムでは知らない世代である。

 

だが、彼らは、この大変だったコロナ禍を体験した。

そのうち、彼らが大人になって、コロナ禍を通して学んだ、命の大切さを受け継いでいくのかもしれない。

 

僕はというと、地下鉄サリン事件は東京にいたので、すごく身近で怖い思いはしたが、地震に関して言えば、2005年の福岡県西方沖地震は身をもって体験した。

そのとき、僕は、ビルの5階で仕事をしていた。

突然、地震が起き、目の前に棚がバッタバッタと崩れ落ちていくのを、ただ茫然と見ながら、逃げることも何もできず、ただ立ち尽くすだけだった。

 

幸い、怪我も命にも別状はなかったが、今でも風呂場のタイルにそのときできた、ヒビが生々しく残っている。

そして、2011年、東日本大震災が起き、僕は休日の昼間、ただ津波で車が押し流されていくのを意外と冷静にテレビで見ていた。

2016年の熊本地震が起こった時、たしか、夜21時ごろ、帰宅途中でケータイのアラー無音がけたたましく鳴って、びっくりしたのを覚えている。

(比較的距離が近かったから鳴ったのか、多少なりとも揺れたのか、は覚えてない)

 

僕が、死を覚悟したのは、2005年のとき、もうダメかと瞬時に悟った気がした。

今回のコロナ禍では5回ワクチン接種をしてなんとか今まで罹らずに済んでいる。

 

改めて思うことは、毎日書いている、今日生きている奇跡に感謝するしかないということ。

 

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう