精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

あの頃はよかった…。

何よりも怖いのは、やっぱり最後は人災、人だということがよくわかった。

幸か不幸か、僕の家では正月、お盆以外の一切のイベントがないので、当然ハロウィーンというのも、ピンと来ていない。

 

今日も、よく晴れていたので、ウォーキングに出てきたが、ほとんど誰ともすれ違わなかった。

公園にも誰もなかったけど、畑や田んぼで作業している人が数人いたぐらい。

 

海の向こうでは、ハロウィーンを楽しもうとした人たちがいくつかの要因が挙げられるだろうが、尊い命が失われる異常事態が発生した。

ホントにそんなことがあり得るのか、というニュースである。

将棋倒しで150人からの人が死ぬなんて…。

ちらっと見た、路上に無残に並べられたブルーシートがショッキングで目に焼き付いた。

 

実は、この気持ちというか、群集心理みたいなものは経験がないわけではない。

ひとつは、東京で体験した満員電車。

これは経験しないと分からない。

考えられないことに、一度その位置取りを誤って足が宙に浮いたままになったことがあった。

 

もうひとつは、ライブハウス。

盛り上がるライブは、今のご時世ではまだやってないみたいだけど、コロナ禍の前、僕がライブハウスに足しげく行っていたころは、モッシュ(おしくらまんじゅうのようにぶつかりあう)、サークル(人が円を作って走りだす)、ダイブ(人の上に飛び乗る)などが日常茶飯事だった。

座席のない、スペースが狭いライブハウスでは、客席は真っ暗闇。

しかも、興奮した客たちがぶつかり合ったり、走り回ったりしている。

単純に危険なので、禁止されているライブハウスもあるくらい。

 

だが、今回の事故と大きく違うのは、ライブハウスの場合、僕が行ったことあるライブでは、みんなお互いが思いやりをもって、「暴れて」いた。

なぜかというと、何か事故があったりして、そのライブが悲しい思い出にはしたくないのは、ステージに立つ人も客もみんな同じ気持ちだったからだと思う。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう