データが全てではない、そんな試合だった。
日本時間25日午前1時に対フランス戦が始まった。
その時点で日本は、同率3位で、フランスはまだ1勝していなかった。
しかも、今大会、フランスは初出場というではないか。
ショット率では互角、もしくは、データによっては日本が上回っていた。
だが、この試合、日本はどうもアイスを読み切れていないのか、ミスショットが目立った。
山口選手も声があまり出ていなかったように思うし、少し表情も硬かった。
それでも、フランスは喰らいついてきて、まさかの4エンド、4点のビッグエンドを献上してしまう。
パワープレーも1点に抑えられて、試合は、エクストラエンドまでもつれ込んだ。
小穴さんが解説で仰っていたように、日本は普通に置きたいところに置けば勝てたのだが、そこをフランスは決めてきていた、のだ。
もう予選も終盤、予選敗退が決定しているフランスにとって、この勝ちにこだわる周年というか、真摯な姿勢というのは、今夜、予選通過がかかった最終戦、グループ最強と思われたスイスと対戦する日本にこそ必要なものだろう。
おそらくは、他チームの動向などにもよるだろうが、昨日のフランスのように、自分たちの勝利だけを信じて戦うしかない。
そんながむしゃらで楽しい、いいゲームを予選最終戦で日本チームには見せてほしいと思う。