第4戦、日本は、苦戦しながらもまたもや逆転で勝ち切った。
この第4戦、あまりに戦況がよくないので、途中、負けたかもしれない、と思ってしまった。
だけど、そんな周りの空気をはねのけるチカラが彼女たちにはあった。
予想外に難しいアイスのコンディション。
これまで絶好調だった選手のショットが決まらない。
相手は、連敗続きで是が非でも1勝したいので、死にもの狂いで攻めてきた。
試合後、日本のショットが決まらなかった選手は、勝ったのに泣き出してしまった。
それほど、尋常ならぬプレッシャーがあるのだろう。
思い返せば、4年前のときも同じようなことがあり、その選手は裏では泣いていたらしい。
悪い方向に行っていると思うと、その負の引力からは容易には抜け出せない。
そんななか、今日は日本が試合はなく、僕も天気が悪かったので、外には出なかった。
もしかすると、このままの調子で行くと、日本は予選を通過するのは、間違いなさそうだ。
まだ気が早いけれど、このまま予選2位で通過したとして、今予選1位がスイスのチーム。
運命とは不思議なもので、これを見ると6年前の世界選手権を思い出してしまう。
そのときは、決勝で、スイスと当たって(チームは違うみたいだけど)、銀メダルに終わった。
とにかく、スイスは手ごわくて、予選で負けて、そして決勝でも負けてしまった。
世界選手権で2位。
日本初のメダルを獲得して、それでも帰って来ての会見で、ある選手は悔しさに涙を流して、連日のコールのし過ぎと乾燥した空気から、スキップのさっちゃんは喉をやられて、声がかすれていた。
とにかく、明日以降も格下とはいえ、気の抜けない、タフな試合が続く。
次第に、日本の人たちも女子カーリングに目が向きだしている。
どうか、これをチカラにして、6年前にできなかった世界一に輝いてほしい。
そして、どうか、無事に帰ってこれるように、と祈るばかり…。
ではでは今日はこのへんで。
明日も良い一日でありますように。