精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

あるYouTuberの話

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Yさんに話したついでにもやもやするので、書くことにした。

それは、あるYouTuberの話。

前にも触れたかもしれないが、ここ1年ぐらい、チャンネル登録をして視聴していた。

そもそも、そのYouTuberは、見始めたころはまだ中学生だった。

動画の内容は、その子は、父子家庭らしく、家族のために手料理を作るというもの。

顔出しはさすがにせず、字幕で日々のことなどもつづる、いわゆるVlogのような感じ。

離婚して別々に暮らす母親のこと、今日スーパーで買ったもののことなど。

それはそれは平和で、時には毒も吐くけど、自分が中学生のときを思い出すと、かなりしっかりとした子だとは思っていた。

 

チャンネル登録者はあっという間に、10万人を超え、現在では30万人を超えている。

そんなチャンネルに気になる動画がアップされ始めた。

その内容は、父子家庭ながら、父親から虐待を受けているというのだ。

それは、明らかに助けを求める内容に思えた。

 

そもそも、このチャンネル、もとから出来過ぎだ、だれか大人が裏で作っているのではないか、という噂もあったが、これを本人は否定していた。

しかし、チャンネルは収益化され、その収入は、実は父親の懐に入ることになり、再生数が伸びないと、殴る蹴るの暴行を受けたのだという。

 

そして、今、彼女は、父親の元を逃げ出しているらしい。

さらに、警察に被害届を出しても即対応してもらえず、児童相談所に行けば保護してもらうこともできそうにないという。

 

たしかに、彼女は、視聴者をだましていたのだから、それは真摯に謝っていた。

彼女は、Twitterもやっているのだが、頼りになるのは、周りの大人ではなく、視聴者(フォロワー)だけだと言い、最後まで戦い抜くと決意表明した。

見ると、温かいコメントや専門的な今後の対応のアドバイスなど、数多くあふれていた。

 

僕は、いち視聴者であり、いちフォロワーでしかないし、専門的知識もない。

だから、とりあえず「いいね」しか僕にはできない。

だけど、なんだかここ数日彼女の幸せを願わずにいられない自分がいる。

 

ではでは、今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう