精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

決戦

まだ次がある、なんて選手たちは考えていないだろう。

今日、1時間後には、プレーオフが始まる。

でも、勝たなければならないと思ってしまうと、緊張や力みが生じる。

 

今日勝ってオリンピック出場を決めてほしい一方で同じくらいの割合で、彼女たちには全力でカーリングを楽しんでもらいたい。

そんな笑顔弾けるカーリングができるのは、世界を探してもそうはいない。

だから、どうかプレッシャーを楽しんで今夜の一戦に彼女たちが向かえますように。

そして、それが必ず良い結果になりますように。

 

僕は、2回目のDBSの手術をする前に、オフで身動き取れなくなり、ひどいジスキネジアに悩まされ、仕事もできなくなった。

どんどん気力がなくなり、ほとんど死んだように息をしていた。

そんなときに、スマホで延々眺めていたのが、カーリングの試合の動画だった。

一見、激しいスポーツではないようだが、見ていると急に状況が目まぐるしく変わったり、決して派手でもないので、ジスキネジアが出るほどの興奮もないが、それでいてずっと見ていられた。

海外の試合などもたくさん見た。

 

そのきっかけをくれたのが、今日戦うロコソラーレの選手たちだった。

もしかしたら、彼女たちのカーリングを4年前見ていなかったら、今こうして穏やかに生きていないかもしれない。

だから、今日も彼女たちを精一杯応援する。

 

ではでは今日はこのへんで。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう