精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

小さな勇気が明日への活力へ…。

「病は気から」という言葉がある。

毎日、僕は、同じ時間に寝て起きて、また同じ時間に食事をして、薬を飲んで、割と規則正しく生活していても、調子のいい時、悪い時というのはある。

また、同じ時間に寝て起きても、睡眠の質は毎日違うだろうし、睡眠時間も厳密に同じではない。

食事についても、毎日同じ時間に食べていても、食べるものは毎日違っているし、口にする水分量も違うだろう。

 

僕の持病は、進行性だし、カラダも日々年を取り老いていき、それに抗おうと筋トレとか、ストレッチとか、有酸素運動するけど、それらも毎日「同じ」ことはできていないので、毎日同じ消費カロリーの運動も不可能に近いし、そうなると、毎日同じ状態のカラダであるとは考えにくい。

一方で服薬は、ここ3年ほど量も種類も変わっておらず、DBSの刺激パターンやプログラムも最近は大きな変化はない。(昨日の書いたことはこの場合は例外として)

 

このように、(まだまだ色々な要素が複雑に関係して、例えばストレスを感じているとか、機嫌がイイ、悪いとか、血圧とか、体温とか)だいたいなんとなくは過ごしているけど、何が原因で調子がいいのか、悪いのか、自分でもおそらく医者のせんせー方にも正確なものは、分からないのではないか。

それを言ったら、元も子もないが、調子が悪いと、よく落ち込んだり、外に出ることが怖くなったりする。

 

実際、今まで、外で転んだりしたこともあるし、大けがとかはなかったけど、もうそんな思いは、正直したくない。

人前で転んで、恥ずかしくて、みじめだったり、周りの人は心配するやら、僕はちょっと痛かったり…。

でも、外に出ることを怖いのは、気持ちから来ているのかもしれない。

 

やってみないと、失敗はないかもしれないが、成功も達成感も自信もついてはこない。

 

僕は、そんなとき、こう自分に問いかける。

明日も、これからずっと、調子が悪かったら、怖かったら、外に出て行かないのか。

 

いや、それはイヤだ、僕は太陽の光を浴びたい、まだ体は動く、もう恐怖に呑み込まれて絶望するのは御免だ。

 

そして、僕は今日も小さな勇気を振り絞って、無事に帰ってきたのだった。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう