精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

日本カーリング選手権(予選最終日)


今の気持ちを率直に言うと、限りない絶望に近い、奇跡のようなものを祈るような気持ちである。

いわゆる、崖っぷちというやつだ。

 

これは、思い返せば一昨年、オリンピック代表決定戦でフォルティウスに2連敗した後、または、北京オリンピックで予選は通過したが、準決勝で予選全勝のスイスとの対戦が決まった前日のような気持ちである。

そう、状況はかなり厳しいのだ。

 

というのも、ロコソラーレは、確かに予選では首位の位置につけ、見事明日のプレーオフに駒を進めた。

ところがである。

予選最終戦で、これも「厄」というべきだろうか、衝撃的な結果が待っていた。

 

相手は、東北代表のフィロシーク青森。

フィロシーク青森は、グランドスラム初優勝あとの、世界一の称号を手にしたロコソラーレ相手に、圧勝した。

フィロシークの全員が神がかっていた。

 

まるで、平昌オリンピック直後の中部電力がそうであったように、さらに言うなら、北京オリンピック世界最終予選でトルコにまるで歯が立たなかったように、ロコソラーレがいいショットを決めてもことごとく、それを上回るのだ。

 

結果としては、明日朝、プレーオフ中部電力戦、勝てば決勝に進める。

だが、これまた、中部電力もさっきの予選最終戦でべえちゃんがミラクルショットを決めたのを見てしまった。

 

もはや、ロコソラーレの予選首位のアドバンテージはないに等しい。

ただ、結果だけで言えば、予選ではロコソラーレは、中部電力に勝っているし、その負けた中部電力が仮に準決勝を戦うことになっても、予選3位のフィロシーク、4位のSC軽井沢クラブのいずれにも勝っているということぐらい。

 

書けば書くほど、不安になるし、それぐらい、もしロコソラーレが明日決勝に残ることさえも奇跡みたいに思えてくる。

それでも、選手たちは最後まで戦うだろう、自分たちの勝利を信じて。

そう思うとまた一方で、再び奇跡を見せてくれるのか、と期待しか湧いてこないのが不思議である。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう