精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

腕振り。

今朝は、暖房のおかげか、思ったより冷え込みは感じなかったが、明日の朝は今晩からさらに冷え込むらしい。

今日の天候は、晴れ。

久しぶりの雲一つない青空が広がった。

陽射しは温かいがたまに吹く風が冷たかった。

 

そんななか、3日ぶりの外出である。

本来ならば、自転車に乗りたいところだが、3日ぶりということもあり、今日はウォーキングにした。

 

昨晩は、けっこうしっかりと筋トレをして、夜更かしはしたものの、今朝も朝寝はしたけど、やや寝不足か、あまりやる気はなかった。

外に出るときは、やる気というのは、さほどなかったというより、どうせまた、可もなく不可もなく、ぐらいでしょ、ってくらいにしか期待はしていなかった。

 

だが、一つ試したいことが今朝、というか、昨晩の筋トレの時に思いついた。

僕は、筋トレと合わせて、歩行練習やストレッチなども行うが、その場である一定のリズムで足踏みというのが出来ない。

大きくゆっくりは、できるのだが、なんとか、これ直したいなあと思っていたら、まず、腕だけを走るときのように、肘を曲げて前後に振ることはできることに気が付いた。

 

これだけでも、しばらくやれば、運動にもなるし、汗もかく。

この、いわゆる、走るときの腕の振りを、ロボットのような、というか、何と言うか、日ごろの歩く動作に取り入れてみたのだ。

どうやら、少なからず、これまで生きてきた中で身に着いた動きではあるが、意識すると、逆に手足が一緒に出たりはするが、不思議とすくみ足にはなりずらいような気がした。

 

そこで、今日、ウォーキングで試してみた。

小股歩きになり始めたら、意識して腕の振りと合わせて、足を大きく前に出すことができた。

結果、今日のウォーキングではすくみ足はほとんどなかった。

 

これを踏まえて思ったことがある。

まず、以前に覚えた走る衝動、あれは、身体の構造上、腕の振りの必要性を身体が訴えていたものではないか、ということ。

さらに言うなら、声掛けにしろ、足元を見るにしても、いずれにしても下半身、とりわけ足に意識が集中していたけど、腕を大きく交互に振るということは上半身の動きで、それだけで今日、身体全体が連動して歩いていることを改めて実感した。

 

今日、再認識したすくみ足対策としての「腕振り」。

今後、いろんな場面や場所でトライしたり、アレンジしたりする必要は出てくるとは思うが、またひとつ「現状維持」への希望が見えた気がしている。

でも、上手くいかないのが普通を念頭に、過信しすぎず気負わず、頑張ることにしようと思う。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ