精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

WWCC2024(第11戦対スコットランド、第12戦対イタリア)

結果から言うと、日本チーム(SC軽井沢クラブ)は昨晩、今朝の試合も敗戦、通算成績3勝9敗で今大会を終えた。

今朝行われたイタリア戦は、今大会日本にとっては、初のエクストラエンドまでもつれるいい試合になったが、やはり、ここ一番の勝負強さでは相手が一枚も二枚も上だった。

日本チームは、オリンピックポイントを3ポイントのみを獲得。

ちなみに、優勝チームは15ポイント獲得し、来年の世界選手権と合わせて、上位7チームがオリンピック出場権を獲得、同時にそこに入らなければ、直前の世界最終予選に回ることになる。

 

この結果を踏まえ、SNSではそれぞれ、悲喜こもごもあり、批判もあれば、温かい健闘を称えるメッセージや励ましの声など様々挙がっている。

これは、マイナースポーツのカーリングといえど、「日本代表」になった以上、これら周囲の雑音に晒されることは、予め覚悟すべきであろう。

 

イタリア戦が終わった後、上野美優選手にトレードマークでもある笑顔が全く見られなかったのが、何とも痛々しかった。

正直、こんなにも苦しい思いをするとは、選手たち本人も思わなかったのかもしれないし、日本選手権を勝ち取った勢いで世界に通用する自信も多少なりともあったかもしれない。

それが、昨年のロコソラーレの5位という成績をはるかに下回る形になった。

 

日本選手権を優勝して、「世代交代」がよく話題に上がるようになったけど、世界ではまだまだ「世代交代」なんてどこ吹く風といった感じである。

イタリアはまあ、比較的若い世代の構成だが、カナダは30代中心、スイスに至っては40代のスキップが未だ現役でこの好成績を残している。

 

なんやかんやで、上野美優選手は4月にはミックスダブルスの世界選手権も控えているし、今年(来シーズン)のPCCCでの成績如何では来年の世界選手権出場権もかかってくる大事な大会もある。

これが、日本代表チームの特権であり、またそんな貴重な経験は代表チームにしかできないこと。

プレッシャーとハードスケジュールのなか、彼女には何かと注目が集まりがちだが、その貴重な経験を糧に世界の舞台で活躍できる日を、今は心待ちにしている。