精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

WWCC2024(プレーオフ、準決勝)

昨夜、世界女子カーリング選手権2024プレーオフ(準々決勝)が行われ、韓国、イタリアが勝ち上がった。

韓国は、現在世界ランキングでは第3位のチーム・ギムで、スキップのギム選手は30代、メガネ先輩でお馴染みのキム選手と同世代で、おそらくは長年、メガネ先輩の陰で韓国ナンバー2に甘んじていたところ、今期は新戦力も加わり、快進撃を見せている。

予選では、無敗で独走していたカナダに唯一、土をつけたのも今回の韓国チームである。

 

イタリアは、北京ミックスダブルスの金メダリスト、コンスタンティーニ率いるチームだが、中継のなかで言っていたが、どうも、イタリアには、競技人口は400人足らずしかおらず、クラブチームも3つほどしかないらしい。

そんな環境でなぜ、コンスタンティーニのような世界屈指のドロー精度を持つ選手が育ったのか、他の3選手も含め、それほどまでに強いのか、やはり、再来年のオリンピック開催国であることが少なからず影響しているだろうが、詳しいことは謎である。

ちなみに、イタリアチームは、準決勝に残った4チームのなかでは一番若い20代が中心のチームである。

 

さて、準決勝だが、NHKではカナダ対韓国の試合が中継された。

日本時間で早朝からの試合だったので、途中からしか観戦できなかったが、こう言ってはなんだが、異次元の試合展開だった。

ドローやテイクは驚くほど正確だし、ここぞというところはしっかり決めてくる、そんな試合だった。

韓国1点リードで迎えた最終エンド、有利な後攻はカナダではあった。

韓国はどうしても逃げ切りたかったが、カナダが驚異の粘りを見せ、世界ランク1位の底力で、3点のビッグエンドを決め、激的逆転勝利となった。

 

一方、もう一つの準決勝、スイス対イタリアもスイスが後半のリードを守り切り、さすがの決勝進出、5連覇に王手をかけた。

というわけで、決勝の対戦は、予選の成績通り、なんだかんだ波乱はなく、カナダ対スイスと顔合わせとなった。

近年、世界タイトルからカナダのチームが遠ざかって久しい。

今年こそ、カーリング大国としてのカナダの矜持を見せつけることが出来るのか。

地元の声援も力に変えて頑張ってほしい。

 

対する4連覇中のスイスだが、会場はまず間違いなくアウェーの空間となるだろう。

だが、連勝も止められ、連覇も止められてしまっては、スイスのメンツが丸つぶれだろう(?)。

ここは、是が非でもカナダ(チーム・ホーマン)に連敗だけは許さないだろう。

まだ、スイスにはミラノ五輪でメダル獲得という大きな目標があるはずだ。

 

…つまりは、どっちも頑張れ!(6:4でカナダ寄り)