精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

恩師に感謝。

O先生、お元気ですか?

O先生は、僕が中学1年生のときの担任で、入学した年にできた柔道部の顧問であった。

僕は、あまり気は進まなかったけど、2年途中で辞めることになるけど柔道部に所属していた。

 

練習は、ハッキリ言ってとてもキツクって、足も何だか、その頃は歩けたけど、ランニングとか、長時間の練習ができなくて、結果、手術もしたし、練習にはついて行けなかった。

だけど、練習でやったことが今頃になって、経験として活きることになろうとは、そのときは、当然、夢にも思わなかった。

 

というのは、最近、足上げ運動とか、バランス障害の対策のための練習みたいなものを、すくみ足に防止に役立っているように思うのだが、これが柔道における、中学の時にうるさく言われたので、覚えていたことだとすごく合点がいくことだらけで驚いている。

たとえば、すくみ足のときに立ち止まって、足の間隔を確認し、足が揃っていたら、肩幅くらいに開くと安定する、これを柔道で「自然体」といい(気持ちのことではない)、これが基本中の基本で、この体勢でいれば前後左右に揺さぶられても一番強い体勢なのだ。

 

そのほか、技に入るときの足運びがちょうど、方向転換の足運びと似ていたので、身体がまだ覚えていて、とてもイメージしやすい。

O先生は、いつも練習もろくにできないような僕にそんなことをしつこいほどに教えてくれた。

いつか、卒業してお会いしたときは、すでに校長先生をしておられるという話だった。

在学中、何かの用事でO先生の自宅に招かれた時、奥様を僕らに紹介する時、「寝技が得意」などと、いたいけな中学生にオヤジの下ネタをブチかましてくれた。

O先生、その節はお世話になりました、どうかお元気で、先生に出会えて本当によかった、ありがとうございます。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう