身体に異変が出て歩きずらくなった。
友達と並んで歩くこともできなくなる。
後ろから着いていくのがやっと。
そんなだから、後ろに人がいるのが落ち着かない。
笑い声とか聞こえたら、なおさら。
自分のこと笑われているのかと思ってしまう。
自意識過剰かもしれない。
クセというか、身体にしみ付いてしまっている。
それから後ろでなくとも、人の視線が気になるようになった。
変な歩き方していると白い目で見られている感じがする。
調子がいいときは良いが、調子が悪いときは当然そうなるので、人目が気になり、緊張して、足がすくむ。
あるとき、薬を飲みはじめてしばらくして。
僕は、薬が切れてきて、息も絶え絶えの状態でやっとこさ家についた。
玄関からフラフラと自分の部屋に向かおうとしたとき、ふと人の気配がした。
無意識のうちに緊張し、足がすくむ。
このとき、家にいたのは、母だった。
そして、そのときに母がクスッと笑ったような気がした。
家族でも、一番近い存在でも、そうなのである。
そのとき、母が本当に笑ったのか、笑ったとしたら、足がすくんだ僕を笑ったのかはわからない。
僕の気のせいか、勘違いかもしれない。
でも、この出来事にひどく悲しくなったし、怒りを感じたのをよく覚えている。
もうそんなこと、明るい性格の母は、覚えていないだろう。
謝ってほしいわけでもない。
できるなら、黙って見守ってほしかった。
そんな母も、今は脚を痛め、腰を痛め、家のなかでも杖をついている。
そんな母に、僕は車椅子を押してもらっている。
この前、家で突然Wi-Fiが繋がらなくなったことがある。
僕は、ネットが繋がらないと何も出来ない。
まず、ブログが書けない。
動画配信のドラマが見れないので、ライティングも出来ない。
スマホでブログなんて書く自信がない。
頭が真っ白になった。
そのあと、一旦冷静に考えてみた。
いまWi-Fiが繋がらないのは、スマホ、ノートPC、AmazonFireStick。
子機側の問題ではなさそうだ。
そして、いま母が家中に掃除機で掃除しまくっている。
僕は、もしやと想い、家のルーターの設置場所を見てみる。
やっぱり。
掃除のついでに、ルーターの電源も抜いてしまったらしい。
その後、無事Wi-Fiは復旧した。
やれやれ。
ではでは、また明日。