考えてみれば、いま現在、随分オフ(※1)で落ち込むことがなくなったと感じている。
ぐったりしている時間がほとんどない。
比較的日中は、室内であれば、動けなくなることはない。
あまり行動範囲は、それほど広くなってはいないが、室内では全く歩行器は使ってない。
ゆっくり壁伝いであれば、歩くことができる。
大きな変化の一つに、朝起きての状態。
今年の夏頃までは、朝起きて薬を飲まないと身体が重く動けなかった。
それがいま、朝起きて眠さはあるが、ダルさというものはほとんどない。
薬は飲まない代わりに、DBSの刺激を調節する。
寝るときは、DBSの電源自体を切って寝る方もいるらしい。
僕の場合、起きているときでも、微調整はするが、一番弱い刺激にして寝る。
薬は、寝る前に飲む。
ところが、薬の効き目が切れているはずの7~8時間後に起きて、DBSの調整で済むようになった。
以前は薬を飲んで寝ても、4時間後に目が覚めて、薬を飲んでからまた寝ていた。
しかも、朝は薬を飲んでからでないと動けなかった。
いまは、起きて洗面のあと、朝ごはんを食べてから、薬を飲むことができるようになったのだ。
あと、全く無関係ではないと思うのが体重である。
夏までは、暑さのため、散歩すらままならず、そのくせ間食はしていた。
それで、いまほど動かない生活だったので、いまの体重より2~3kg程度太っていたと思う。
これが元に戻ったのは、間食をやめ、毎日の運動をするようにしたことが大きいのではないか。
別に痩せようと思ってやったことではないが、ケッカオーライである。
1日のなかで、眠いことはあっても、身体のダルさから動けない、無気力になってしまう、というのはほとんどない。
ジスキネジア(※2)も今はそれほど困っていない。
そもそも頻度が減ったし、DBSで調整することができるようになってきた。
ただ、DBSでジスキネジアをカバーしようとすると、足が前に出なくなる。
歩くときには、こまめに調整しなければならない。
常にDBSの調節できるリモコンを肌身離さず、もち歩いている。
やっとここまで来たと改めて思う。
引きこもり卒業などはまだまだ先の話としても、それなりに手応えを感じ始めた今日このごろ。
ではでは、また明日。
※1オフ・・・薬が効き目が切れていて、それが自覚症状として現れている。反対はオン。
※2ジスキネジア・・・不随意運動。身体の手や足が無意識にクネクネと動く。薬の副作用としてでることがある。