精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

一夜明けて

f:id:sayzno95:20211218194352j:plain

やったった、勝った!

北京五輪出場おめでとう!

さあ、今度こそ金メダルだっ!!

 

なんて浮かれている世の中で、試合が終わって、しかも、それがヒリヒリするような、日ごろ味わえない緊張感の中で行われたおかげで、気持ちがついていかない。

要するに、ロスになっているのかもしれない。

 

現実的にも、カーリングを見てきたおかげか、オリンピック出場はできるものの、タダ出場するだけでこれだけ大変なのだ。

さらに、オリンピック本戦では今回の最終予選を待たずに出場が決まっていた強豪国がゴロゴロいる。

どの国に勝つのも簡単ではない。

ほとんどすべてが格上だといっていい。

 

それでも、自分も含めてみんなは彼女たちに金メダルを期待する。

それだけの応援が彼女たちにも届くだろう。

確かに、彼女たちは、というか日本女子カーリングは、間違いなく世界レベルである。

しかし、そのなかのナンバーワンとは言えないと思う。

オリンピックを連破しているスウェーデン、一度も勝ったところを見たことがないスイス、カーリング大国カナダ、自国開催で負けが許されない中国などなど。

 

それでも、僕らは、彼女たちに夢を見てしまう。

4年前、銅メダルを取った奇跡がまた起こるような気がする。

2か月前の2連敗してからの3連勝しての日本代表決定戦。

何かを起こしてくれるのが、彼女たちだ。

僕は、奇跡は起こらないから奇跡ではなく、起こるから奇跡だと思う。

 

それは、逆に言うと自分にも言える。

難病という不治の進行性の病気。

これを患ってなお、今日も寒空のなか、歩いて走ってきた。

奇跡を信じて…。

 

ではでは今日はこのへんで。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう