精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

あなたへ。

絶望して途方に暮れても涙は流せると思う。

僕が特別ではない、と思いたい。

例えば、4年前、2回目の手術のときだったか、絶望して、窓から外を眺めていたら、無性に切なくなってひとり病室で号泣した。

そうやって、人は現在の状況に対して、感情を持っている。

喜怒哀楽だけが感情ではないかもしれない。

人に迷惑はかけられないが、可能な範囲でそれが怒りに近いものであれば、勢いに任せて(場所を選んで)叫んでみるのもいい。

 

何かを愛でるというのもいいかもしれない。

これには、YouTube様様なんだけど、無数に落ちている動画を好きに選んでニヤニヤしたり、たまに爆笑したりして、そうすると妙に肩の力が抜けて、リラックスできる。

とにかく、その感情のままに、動いてみる、もしくは、やってみる。

今まで受け付けない、動けないからと避けていたことにも挑戦してみる価値はあると思う。

 

たとえば、僕は、病室で、やっぱり音楽に助けられたこともあった。

次の薬の時間まで待てなくて、どうしようかと思ったけど、スマホ入れておいた、ライブで飛び回って歌ったあの曲を聴くと、何とか我慢ができたりしたっけ…。

 

とにかく、諦めないで、なんて言っても届かないから、ちょっとでも感情が動くならば、まだ大丈夫だと思うんだけどな。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう