精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

とは言え…。

とは言え、である。

いくら、フィジカルを鍛えて柔軟性を保っていても、その努力の水の泡にするような、まるでリセットするかのような、むしろ奈落の底に落として絶望してしまう不測の事態は起こるのだ。

普通のこととしては、躓いて転んだ、大病・難病が見つかった、災害にあった、事故にあった、大けがをした、ぎっくり腰になった、などなど。

これは運と言えば元も子もないことだけれど、どんなに徳を積んでいようと、悪さをしていようと、誰のせいでもなく、起こりうる可能性は誰にでもある。

 

そして、これらのアクシデントみたいなことが、パーキンソン病には付き物なのである。

薬を飲めば大丈夫と思っていたのに、気づいたときには、薬の量が増えて、副作用のジスキネジアで座ってもいられなくなり、仕事ができなくなったり、やっとDBSを入れてジスキネジアは収まったが、今度はすくみ足から突進歩行が始まったりする。

これは、あくまで僕の場合なのだが、いかんせん、何かと症状が多岐に渡り、個人差があるものだから、全てを医師に委ねようものなら「…??、個人差があるから…」で終わってしまい、不信感しか湧いてこない。

 

そんなときに必要なのは、僕はタフなメンタル、もしくはポジティブな思考を持つことだろうと考えている。

何度か、このブログに登場する、「3つのA」。

焦らない、慌てない、諦めない。

さらに、凹んで挫けそうなときは、結局、「生きてるだけで丸儲け」「死ぬこと以外はかすり傷」。

これらを念じれば、ちょっとは落ち着いて、前を向けるような気がしている。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう