精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

日々の気づき。

薬を飲み始めて20年以上、DBSを入れてから10年以上、引きこもり療養生活が始まって5年目に入っている。

最近では五十肩の夜間痛には悩まされたが、今はもう、その悩みからは解放され、比較的安眠できる日々を享受している。

目下のところ、大きな悩みとしては、五十肩に並行するような形でにわかに顕在化してきた(以前からもあるにはあったけど)すくみ足である。

 

この対策として、僕が取り入れているのは、まず、音での対策、(できれば)声に出して、イチ、ニ、イチ、ニ、と足を出すときに声を出す、これは心で念じても有効。

でもこれも、なかなか習慣にできず、僕は独り言さえしゃべらないからか、困っていたところ、目線を落として、足を出す目標に向かって足を踏み込む方法。

 

これは、毎日室内で練習というか、筋トレ気味にやっている。

動画で見たが、なかには、杖にレーザーポインターみたいなものを仕込んで、それで足元にすくみ足がでないようにしている方もいると聞いた。

それを見て、ここまでやるか、みんな必死なんだな、と他人ごとのように思った。

 

いずれにしても、すくみ足は、気づいたらもうすくんでいて体勢を立て直すことが難しいことが多いので危険なのだが、ということは、すくみそうな状態にならないように、日々気をつけなければならない。

ただでさえ、歩行やバランス障害があるのに、健常者であれば無意識にやっていることを意識下に置く、つまり習慣づけなければならない。

すくみそうになったら、1.立ち止まる 2.姿勢を正す(横の足の間隔が瀬なくなっていないかを確認) 3.深呼吸(リラックスして) 4.声に出して大きく一歩…という、とても面倒なことをいちいち意識しなければならない。

 

もちろん、毎回同じことくり返していれば、項目を端折って、今の自分の悪いところを訂正するだけで済むのだが、ここ最近、新しく、というか、これまであまり意識できていなかったのが、足の横幅の意識である。

だいたいは、すくみ足は前後に進むときにでるので、前後の、一歩下がって、また踏み出したりするとうまくいくこともあるが、すくんでいるときは、ほぼ足元を見てみると、気をつけをしたようにぴったりとくっついていたり、変にバランスとろうとして足が前向いてなかったり、交差していたりととても歩き出せる状態ではないのだ。

これを、立ち止まって、足を肩幅に開くだけで驚くほどに安定して一歩が踏み出せる、ことに今更のように気づいた。

 

これを毎日、コツコツと習慣として意識下の動きとして身につければある程度、すくみ足は現段階ではまだ。僕の場合、完全の余地はあると信じて、今日もこのあと、脚上げ筋トレやらねばならん。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう