精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

そう言えば…。

そう言えば、この間、コンビニに行った時のこと…。

レジで支払いを済ませ、店を出る。

この当たり前の行動が、いつもながら、緊張してしまう。

思えば、店舗は違うけど、過去に盛大にコンビニですっ転んだのが、この支払を終わらせ、方向転換して、入店する人や並んでいる人をかき分け、また後ろに並んでいる人の気配を感じながら店をでるときだった。

 

そのときは、手術する前だったけど、すくみ足が酷くて、しかも店内は凄く混んでいたので、障害物だらけで、余計に足はすくむばかりだった。

いつものように、突進歩行してつま先で踏みとどまれないこともあって、むしろ助走が付いて勢いよく棚に激突して止まった。

 

あれから数年、いつもこの、支払いを終えたら、あのトラウマが蘇ってくることがある。

でも、最近なぜか、それが無くなってきていたな、とは思っていた。

それで、この前、ふと気づいたのが、おつりを受け取り、手元にある財布に入れるとき、目線を落とすという動作が、足と連動してすくみ足防止に一役かっているようなのだ。

これは、無意識にやっていたことだったので、なんだか、改めて無意識の行動の意識下が出来たというか、ちょっとした気づきというか、発見であった。

だけど、これはあくまでガラガラの田舎のコンビニの場合であって、混みあってくると人がいるという圧迫感で、思わずテンパってしまい、足がすくむのにはまだ万全とは言い難い状態にある。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう