精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

今年の七夕は…。

今日の写真のように、うっすら晴れ間が見えかけているような、僕の祈りというか、願いをあえて、言葉にするならば、どうか、このすくみ足をなんとかしたい。

ほとんど願望なんだが、できるうちに出来ることはやっておきたいし、後々役に立つかもしれないし、今更だがこういう生活をしているからこその取り組みかもしれない。

 

どちらかというと、克服するとか、無くすという感覚ではなく、上手く付き合っていく方法を模索している。

そして、すくみ足の今日のキーワードは「重心」である。

言葉にしてみると、Yさんが口にしたのを聞いてハッとなった。

ここで、最近まとめることが多いが、改めて…。

 

1)すくみ足から突進歩行に移る直前、「重心」はどこにあるか、というと前傾姿勢で前のめりになっているので、当然揃ったつま先に集中している。

2)これを例えれば、1本の棒きれが倒れる直前のイメージ。このとき、つま先に全体重をかかるので、身体は緊張し、無呼吸になって心拍数があがり、パニックになる。

3)この予兆を察知したら、なるべく早い段階で、深呼吸することが出来て、冷静になれれば上体を起こして体勢を立て直す。

4)このとき、必ずと言っていいほど、足は気をつけをしたように歩隔(足を開いた横幅)が狭くなっているので、これを肩幅ぐらいに開く。

5)あとは、歩くのに必要な左右への重心移動を足に再認識させるため、身体を左右に揺らす、その場で足踏み、もしくは左右交互に踵上げたり、またはどちらかの足をうしろに一歩下げることで、すくみ足から新たな一歩が生まれることがある。

 

ただし、突進歩行には、種類があって、ここで書いたことはほとんど、前方へのものだが、後方への突進歩行も起こりうる。

これは、すごく怖いので、なるべくこの兆候のある動作のときは、歩隔に気を配ることで少し恐怖心も減ってきたところだが、後方の場合、やはり転ぶと頭を打ったりする危険性が高いので、これはあまり無理をせず、むしろ安全に転ぶこともある。

 

顎を引いて、ごろんと後方に転がるように倒れる。

中学時代に学んだ、柔道の受け身の応用みたいなものである。

これが今頃になって、役に立つなんて、当時の僕は知る由もなかったのだが…。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

あした天気になあれ