精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

天気のせいか、体調のせいか…。

うる覚えではあるけれど、さかのぼること、今年の9月、DBSの病院へ遠出した時のことである。

病院ちかくの横断歩道で、車が近づいてきたので、思わず、小走りで渡ったような記憶がある。

それ以来、記憶では走ろうと思って、走った記憶はない。

たまに、すくみ足から突進して、それが小走りになってしまうことはある。

だが、あれは決して、「走る」というしろものではない。

 

そして、今日、雲一つない晴天が気分を高揚させたのか、または、昨日の成功体験に気をよくしたのか、はたまた、体調が良かったせいか、は分からないが、またあの、先日から引き続き、走りたい衝動に駆られてしまった。

 

歩くことに集中したいのだけれど、何か、腑に落ちない、というか、あきらめがつかないのだ。

いろいろと足運びを思い返しているうちに、ふと、走ることはできた。

それは、はたから見るとそうは見えなかったかもしれない。

しかも、走り出すときと、立ち止まるときにもれなく、足がすくみ、突進の姿勢というか、足がバタバタしてしまう。

 

何度かやってみたが、どうしても走り出すときは、足がすくむ。

止まるときは、ピタリと立ち止まると、すくみは抑えられた。

ほんのちょっとだけど、走ること自体は、まったくできないというわけではない、ということが分かっただけでも、何だか、ちょっとモヤモヤしたものが晴れた気がする。

 

何となくは感じていたが、やはり、走ることが出来ない、もしくはそう思わせたものは、すくみ足で、これを何とかしないことには、安全に「走る」ことはできない、と考えたほうが良いのかもしれない。

これまでに日常的に行わなくなった動作や運動、たとえば、階段昇降などの動作を取り入れてはどうか、とは考えているが、これがなかなか、実践するには難しくて、億劫で、根っこはやはり、自分自身に打ち勝つことか、とまた難儀なことになっていたりする、今日この頃…。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ