精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

正常性バイアス。

正常性バイアスとは、(上手く説明できているか、いささか不安でもあるが)予測しないことが起こったり、自分の都合の悪いことを先入観や思い込みなどから、過小評価して自分の納得のいく結論づける意識の動きをさす、心理学用語である。

 

この言葉は、つい先日、夕飯時にニュースで流れてきて、頭を離れなくなった。

そのニュースは、特殊詐欺の被害者のインタビューに関して解説した内容だった。

まさか、自分の身にそんなことが起こるなんて夢にも思わなかった。

みたいな内容を専門家がそれこそ、正常性バイアスだというのだった。

 

僕の身に起こっていることも多少なりとも正常性バイアスになっていないか、と最近思うことがある。

考えすぎ、と言われればそれまでだが、例えば、すくみ足の頻度が多くなった、歩くことに関して不安を覚えることがままあるが、そんなとき、自分に大丈夫、下を向いて声に出したら、すくみ足は防げるんだ、「現状維持」できているんだ、と言い聞かせている節がある。

 

これは、正常性バイアスではないか、簡単に言うと、強がっているだけで、どこかでああ、進行しているな、と感じてしまう、自分もいたりする。

それも、なんだか、大事なことのような気もする。

大丈夫、大丈夫、と強がって取り返しのつかない状況になっても、周囲に迷惑をかけてしまう可能性だってある。

つまり、どこかに、素直で正直な自分を持つことも必要なのではないか、と思う、今日この頃。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう