精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

メンタル問題。

「病は気から」とは言うけど、僕は今のところ、これには半信半疑である。

たしかに、僕の持病は、神経系の進行性のもので、気の持ちようではどうにもならないこともある。

そこで見つけた言葉が、「上手くいかないのが普通」という言葉であった。

これは失敗しても前向きになれるいい言葉である。

 

だけど、この言葉、「上手くいく」ことは全く前提としていないように勘違いしているような気がしてきた。

たしかに、何かにつけて失敗はつきものだが、人は何かにチャレンジする時、上手くいくことを考えるのが、普通ではないか。

 

だから、僕は、そこを取り違えて「上手くいかない」ときのことばかりを考えてしまっていたような気がする。

そうすると、コンビニに行くにも、ウォーキングに行くにも、散髪に行くにも、恐怖と不安から緊張が先行して、やがてそれは、身体に伝わって、すくみ足として表れていた部分も全くない、とは言い切れない。

 

すくみ足は、文字通り、足がすくんで動けないわけだが、これは普通、恐怖や迷いが生じたときに起こるものである。

もちろん、恐怖とか、気持ちを制御するのは、至難の業であるのはいうまでもない。

 

しかし、たえずこれに打ち勝って、生きている人々も少なからずいるのはたしかだろう。

おそらく、スポーツ選手などがいい例である。

彼らは、自分たちの良いプレイや思い通りの動きをイメージトレーニングをして、その恐怖や不安に対抗していたりする。

日々のフィジカルトレーニングはもちろん、メンタルトレーニングも欠かせないものではないだろうか。

 

例えば、このように考えると、良いイメージを自分の歩くことに常に保つことが出来たなら、すくみ足にも多少なりとも影響がないとも限らない。

イメージトレーニングは、場所や時間をあまり選ぶものでもないだろう。

何をどう具体的にやるのかは、今後の課題ではあるが、想像力が乏しい僕でも、一歩歩き出すとき、キチンと歩いている自分が頭に思い浮かぶと不思議と足が前に出ているような気がしているのは、気のせいか、果たして…。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ