精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

僕は、今実家に引きこもり生活継続中。

家族は、両親と兄が一人の4人家族。

実家の生計は、兄が家業を一応継いだような形になっていて、兄頼り。

兄と父はなにかと、ウマが合わないらしく、関係性は良好ではないと思う。

父は、実質引退したような感じだが、ちょいちょい口を挟むらしい。

本人は、生涯現役でいたいらしく作業場にいて、1日中家にいない。

 

そんな僕は、兄とも父ともこれまた、反りが合わない。

ほとんどと言っていいほど、口をきかない。

 

そして、母は母で何かと病院通いに忙しい。

我が家は、ほとんど僕一人でいるか、母と二人で家にいる状態である。

 

家自体は、木造2階建てで、僕が知っているだけで2回ほど大規模な改築を行った。

2階は、兄が独占しており、身体的な問題もあって、兄以外は上がることはない。

 

まだ、両親が若いころは、米なども作っていたのを覚えている。

いまは、鉢植えの花ものを栽培し、市場に卸している。

僕が小さいころから、そんな家業の家で育ったので、花に囲まれて育った。

玄関、家の周り、など緑や花が絶えたことがない。

そんな環境で育った僕は、それに慣れてしまったのか、花をみて美しいとか、癒やされるということをいまだに感じない。

唯一、サクラの花が咲くと、感動したりはする。

人の感じ方は人それぞれだが、なにか自分でも損をしているような気になる。

 

家の周りには、田んぼや畑が広がっている。

農家で田舎育ちの僕は、毎日その田んぼの間の舗装された道を30分ほど歩いている。

車はたまにしか通らない。

 

ご近所さんもそんなお仕事などをしていらっしゃるようで、よく気づくと玄関に野菜が置いてあったりする。

おすそ分けである。

母は、会ってもいないのにだいたい誰が置いたかわかるらしい。

そんなところなので、同じ姓の家が多いのが特徴的。

よく郵便物や宅配を間違って持ってこられることがある。

 

来客はめったにないが、正月ということで父の兄弟、いわゆるおじ・おばが昨日やってきた。

おばは会うなり、お年玉をくれた。

いらないとむげにはできなかった。

この歳になってお年玉もらうなんて、そんなプライド、いまの僕は持ち合わせていなかった。

いつになっても、おばは僕にとって「おねいちゃん」だし、僕は甥っ子に変わりはないのだ。

それでいいじゃないか。

変に気取るのも、もうやめた。

いまは、少しずつでも状態がよくなって、周りのひとに心配かけないようにすることだな。

 

ではでは、また明日。