僕は、今実家に引きこもり生活継続中。
家族は、両親と兄が一人の4人家族。
実家の生計は、兄が家業を一応継いだような形になっていて、兄頼り。
兄と父はなにかと、ウマが合わないらしく、関係性は良好ではないと思う。
父は、実質引退したような感じだが、ちょいちょい口を挟むらしい。
本人は、生涯現役でいたいらしく作業場にいて、1日中家にいない。
そんな僕は、兄とも父ともこれまた、反りが合わない。
ほとんどと言っていいほど、口をきかない。
そして、母は母で何かと病院通いに忙しい。
我が家は、ほとんど僕一人でいるか、母と二人で家にいる状態である。
家自体は、木造2階建てで、僕が知っているだけで2回ほど大規模な改築を行った。
2階は、兄が独占しており、身体的な問題もあって、兄以外は上がることはない。
まだ、両親が若いころは、米なども作っていたのを覚えている。
いまは、鉢植えの花ものを栽培し、市場に卸している。
僕が小さいころから、そんな家業の家で育ったので、花に囲まれて育った。
玄関、家の周り、など緑や花が絶えたことがない。
そんな環境で育った僕は、それに慣れてしまったのか、花をみて美しいとか、癒やされるということをいまだに感じない。
唯一、サクラの花が咲くと、感動したりはする。
人の感じ方は人それぞれだが、なにか自分でも損をしているような気になる。
家の周りには、田んぼや畑が広がっている。
農家で田舎育ちの僕は、毎日その田んぼの間の舗装された道を30分ほど歩いている。
車はたまにしか通らない。
ご近所さんもそんなお仕事などをしていらっしゃるようで、よく気づくと玄関に野菜が置いてあったりする。
おすそ分けである。
母は、会ってもいないのにだいたい誰が置いたかわかるらしい。
そんなところなので、同じ姓の家が多いのが特徴的。
よく郵便物や宅配を間違って持ってこられることがある。
来客はめったにないが、正月ということで父の兄弟、いわゆるおじ・おばが昨日やってきた。
おばは会うなり、お年玉をくれた。
いらないとむげにはできなかった。
この歳になってお年玉もらうなんて、そんなプライド、いまの僕は持ち合わせていなかった。
いつになっても、おばは僕にとって「おねいちゃん」だし、僕は甥っ子に変わりはないのだ。
それでいいじゃないか。
変に気取るのも、もうやめた。
いまは、少しずつでも状態がよくなって、周りのひとに心配かけないようにすることだな。
ではでは、また明日。