明後日、引きこもり生活を始めて、2回目の誕生日を迎える。
いい機会だし、今日は思うところあって、自分の頭の中を少し整理する意味でブログを書いてみる。
僕の持病はパーキンソン病。
簡単に言うと、身体が動きにくくなる病気。
脳内のドーパミンが不足して生じる病気で、未だ原因は分からない。
進行性の病ではあるが、原則天寿を全うできると言われている。
薬物治療、外科手術など、治療法はいくつかあるが、僕の知る限り、根治したという人を知らない。
なので、例えば、薬物治療一つとっても、薬を一生飲むことになる。
僕も、はるか昔の話になるが、薬を飲んでいないときは、あった。
少なくとも、先天性ではなかった。
このときは、とにかく歩くのがツラかった。
歩くのに、人の何倍も体力を使っているような気がした。
ここで、1つ目のチェックポイント。
この頃は、若かった。
まだ体力はあり、仮にグラフで言うと、右肩上がり。
疲れて寝たら、多少歩けるようになるから。
多少の無理はできた、というか、気力と体力でなんとかなった。
もうちょっと頑張ろう。
楽しいからいいか。
そのうち、寝たぐらいではどうにもならなくなる。
ここで、薬の服薬を始める。
これによって、あたかも病気が治ったような気になる。
そうすると、もうちょっと頑張ろう。
これがまた始まるのだ。
仕事も遊びも、もっともっと。
これも右肩上がり。
そして、2つ目にチェックポイント。
それは、薬には耐性があり、ずっと同じ量では、個人差はあるにしても、体力や気力の消費と同じく、頑張れば頑張るほど、量も種類も増える。
この辺りで、現実と理想のギャップを感じる。
言い換えると、体力と気力は下降線になる。
体力は衰えるばかり。
無理して、走ろうとしても、思うように身体は動かない。
挙句の果てには、怪我したりして。
それに、理想は、どんどん離れていくから、やがて気力も萎えてしまう。
今の状況は、そう考えるとなるべくしてなったのかもしれない。
だからといって、薬物療法始める前に、ここまでのことがわかっていれば、引きこもりにならなかった?
それはわからない。
パーキンソン病は、人それぞれ様々な症状や類似した病気もあり、一概に言えないことが多々ある。
ただ、体力と気力の下降線は、やりようによっては、平行線であったり、少しだけ上を向かせることができるのかもしれない。
あくまでも、自分の個人的体感をまとめたものなので、あしからず。
ではでは、今日はこのへんで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日も良い一日でありますように。