精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

僕にとって歩くこととは

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今日の天気は曇りのち、晴れたり雨が降ったりまた曇ったりと落ち着かない天気だった。

しかし、ここ二日、雨のために外に出ることができなかった。

だから、ちょっと頃合いを見計らって、外に出てみた。

強い日差しは感じなかった。

外の体感温度も30度を切っており、じっとしていれば暑くはない。

 

僕は、今日の作業を放置して、ウォーキングに出かけた。

二日ぶりの外の空気を吸い込むと気分転換になる。

そして、外で歩くと不思議なことにすくみが驚くほど激減する。

これが、屋内であんなにすくんでいた脚と同じ脚かと思うぐらい。

人は、無意識のうちに空間に対して、屋内とか外とか空間把握をしてスイッチングしているのがよくわかる。

もっとも、無意識上のことなので、そこまではっきりとはわからないが、屋内とか狭いところとか、人ごみとか、近づくとなんとなく行きたくない、嫌な感じがして、そういうときは、だいたい脚がすくむ。

 

冷静なときは、そこでいったん立ち止まって深呼吸すれば、ある程度意識下にもってきて、脚を前に出せるが、これを放っておいて、ほかに考え事などしていたら、すくみ足は直ぐに突進歩行に変わり、危険な状態になる。

何か掴まるものがあればいいが、そういうときはとにかく転倒しないようにしなければならない。

 

今日、公園にはたくさん子供さんが遊んでいた。

あまり、ジロジロとは見れないけど、もしこの中に知り合いが思いがけずいて、歩いている僕を呼び止めようとしたとする。

すると、僕は、途端に足がすくんでしまうだろう。

無意識のうちに、脳が歩くことから声のほうに気を取られてしまうのだ。

この、無意識と意識下の攻防は、日々僕を悩ませている。

 

ではでは今日はこのへんで。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう