精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

人助け

今日は、快晴とは行かないまでも、太陽の日が射し、影がくっきりと足元に映っていて、なおかつ暑い1日だった。

僕はというと、いつものように朝寝して、昼食後しばらく作業して、せっかくだから床屋に行ってきた。

途中、踏切のところで、ママチャリに乗った女性が買い物の帰りだろう、ティッシュの箱のまとめたヤツを落としてしまい、僕の目の前に転げてきたので、ちょっと怖かったけど、手を伸ばしたら届いたので、拾ってあげた。

僕は、なんだか、こんな自分が誰かの役に立つというを、家族以外の人から、感謝のありがとうという言葉を言われて、ちょっと複雑な気分になった。

 

なぜなら、そんな僕は、床屋に行くと店内では手を差し伸べられるほど、危なっかしく歩くし、リュックには「障がいあります」と書いたヘルプマークをぶら下げている。

そんな僕が、人に感謝することは多々あれど、コンビニとかで形式的に使われる「ありがとう」ではなく、自分が他人の助けになることがあるんだ、とちょっと驚いてしまった。

また、一瞬、そのとき、身の危険を感じたのも確かで、それを避けてスルーすることもできた。

でも、今日、あのときは、穏やかな気持ちでいれたし、自然に手が伸びた感じ。

長いこと引きこもりやってると、こんな些細な、でも僕にとっては新鮮なことを思ったりして…。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう