精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

ゆめみたいなもの。

いちにっ、いちにっ。

足がすくんだら、これを声に出して言うと、不思議とすくんだ足が前に出る・

効果は絶大で、テキメンだ。

だけど、このことをすっかり忘れていた。

 

昨日、今日と、調子があまり良くなかったので、と言っても外へは運動に出かけたりはしていたが、ふと、最初のころ、声に出して、そうやって歩いていたことを思い出した。

このごろ、毎日のモチベーションキープに苦労して、どうしても1日の最後にやるはずの筋トレやストレッチがないがしろになっている。

筋トレなんかは、朝とか、作業の合間とかにはやったりするが、ちゃんとではない。

むしろ、集中力が切れたから、息抜きなどにやったりする。

 

でも、僕は独り言を言わないから、心でつぶやいたりしている。

いちにっ、いちにっ。

みぎっ、ひだりっ。

よいしょっ。

手術して、まだ絶望していたころは、なるべく声を出していた。

そうしないと、トイレに行く気力さえ失いかけていたから。

そのころは、人目はばからず、声を出していた。

 

生きているだけで丸儲け。

でも、人というのは、どうしても欲が出る。

僕にだってやりたいことは、山ほどある。

それはすぐにできることから、現実的に実現しないこともあるだろう。

でも、そのやりたい夢は必要だと思うが、あまりそれをフォーカスしてしまうと、現実との落差に絶望したり、ストレスが溜まったりして…。

このさじ加減が、意外と大事だと思う。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

ごきげんよう