精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

4回目完了…。

今日、無事4回目のワクチン接種をしてきた。

これで、一安心となるのだが、いまひとつモヤモヤとした感じが残る外出だった。

ありのままを書こうと思う。

 

まず、場所は電車で15分ほどで行ける、市内に2か所しかない集団接種会場。

立地的には駅から秒で行けるほどに隣接している、大きな体育館だった。

電車に乗って、会場までは良かった。

むしろ調子が良かったほうかもしれない。

 

でも、会場に入ろうとすると、屋内になるため、途端に足がすくんでしまった。

それを見た、スタッフの方が「大丈夫ですか?車いす用意しましょうか?」と声をかけてくださった。

ここで、その言葉に甘えればいいのに、僕はここまで来たのだから、と強がって「大丈夫です」と言ってしまった。

 

でも、やはり、スタッフの方々には完全に目をつけられてしまい、それ自体は間違ったことではないが、ことあるごとに「大丈夫ですか?」と代わる代わる声をかけてくださる。

僕は、もう引っ込みがつかなくなって、落ち着こうとするが、声をかけられたり、初めて行くところで勝手がわからなかったり、ちょっと混んでいたりして、広い空間があまりなく、しまいにはすくむ足をどうにもできなくなって、なかば強引にスタッフの方に腕をつかまされ、そのほうがよっぽど歩きにくいんだけど、また、気づけば背後に車いすをつけられ、自分の意思に反して、15分車いすでの待機を余儀なくされた。

 

僕は、何もスタッフの方々をどうこう言うつもりはない。

ただ、強いて言うなら、もう少し時間と気持ちに余裕を持って行くべきだったのかもしれない。

また、今日改めて、まだ自分が障がい者ということを受け入れきれてない自分がいたのに、今更のように思い知らされた。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

ごきげんよう