精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

薬のこと。

まだ、僕が外で働いていたときのこと…。

多分、DBSは受けていたけど、薬に頼る比重が重く、オン・オフがあり、朝起きてすぐには出かけられず、というか、動けないので、柑橘系の果汁100%のジュース(グレープフルーツジュース)で薬を飲んでしばらくしてから出かけていた。

 

あるとき、受診のさいに、ジェネリックに変えてみないか、と言われ、成分は同じだからという殺し文句に反論もできず、変えてみることにした。

思い出すのは、もう一つ薬の飲み方で試していたのが、予め錠剤を水に溶かして飲むという方法。

ジュースにしても、水にしても、そう何か劇的に効果があった記憶はなく、ただ、効きが早くなるとか、効きが良くなるなどと聞いた話に飛びついただけで、その証拠に今流行っていない。

 

さて、勧められるままに飲み始めたジェネリックだが、どうも効きが鈍くなったような気がしたので、もしやと思い、水に溶かしてみた。

すると、明らかにジェネリックのほうが溶け出すのが遅かった。

 

すぐに薬局に電話して薬を戻してもらった。

良かろう安かろう、ではない。

成分が同じでも、あれは僕にとって、全く違う薬と感じた。

 

それから、数年、いや、十年以上経っただろうか、昨日も同様に、何の断りもなく、ジェネリックで出してきて、卒倒しそうになった。

だいぶ待ち時間が経っていたが、これだけは譲れなかったので出し直してもらった。

今は、オン・オフが、DBSのおかげか、あまり感じないし、ジスキネジアも多少はあっても苦にはならないレベル。

 

ここ数年もそうだが、僕の薬に大きな変更や増減はないし、上手くDBSを活用できているほうではないかと思っている。

結局、一番最初に口にした薬を今も飲んでいるが、これまでにも様々な薬を飲んでみたりもしたし、飲んだこともない新薬もできていることだろうが、今は薬どうこうより、運動、筋トレ、身体の動かし方やその他、「呼吸」など、あとは、DBSで微調整できればと考えている。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

あした天気になあれ