精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

思い立ったが吉日。

今日、朝寝から起きたら雨が降っていた。

昼過ぎまで降るらしく、外出はもうすでに諦めかけていた。

すると、昼過ぎにはピタリと雨はやんで、この後晴れという予報も出ていた。

 

天候から考えると、明日でも問題ないけど、一刻も早く終わらせたかった案件。

そう、特定疾患受給者証の更新に保健所に行かなければならない。

いつもの、運動に外出する時間…。

思い立ったら即行動しがちな僕、気分屋が発動した。

今日、調子がいいわけでもなんでもない。

ただ、面倒で、いつも気になる、ストレスの要因を少しでも1秒でも早く無くしたかった。

 

書類の準備はできていたので、すぐに家を出た。

雨上がりで湿気と暑さで最悪のコンディションだった。

またすくみ足が出て転んだらどうしよう、そんな弱気な自分を押し殺しながら自転車で駅に向かった。

 

駅に着くと間もなく、電車がやって来て飛び乗るといった感じだった。

実際は、走りたくても、まだ行く途中でどこか痛めるのも怖くて走れなかった。

電車に乗ると、運よく入り口のすぐそばが空いていて座ることが出来た。

シルバーシートだったけど、ま、僕は障がい者だし、そんなに混んでいるわけでもなかった。

 

二駅で目的地のある駅に降りた。

道すがら、すれ違う人が急に自分の前に来ないか、なるべく距離を取って歩いた。

そのため、いつもよりむしろ、上を向いて歩いていた。

だけど、なかなか、歩幅が大きく出せなかったけど、転びはしなかった。

 

目的地に到着、平日の昼間ということ、更新手続き窓口もさほど混んではいなかった。

ただ、窓口までの通路が、節電のためか薄暗く、冷房もコンビニほど冷えてはいない。

僕は、深呼吸を意識して小股になりながらも、なんとか窓口にたどり着いた。

すぐに、受付の人が来て、待つことなく手続きをすますことが出来た。

最後に、郵送での手続きはできないのか、とかねてからの疑問を訊いたら、できるという、ごく当たり前の、しかし、案内にはのっていないことを説明された。

 

あとは帰るだけ、ここまでノーミスならぬ、ノーすくみ足で来れている。

帰りの電車ももうすでに、停車していたので、ちょっと焦ったけど、乗ることが出来た。

ここまで、いつもは使わない階段の上り下り(なぜか、エスカレーターやエレベーターを使わない僕)が続いて、脚がふわふわし始めていた。

 

もうあとは、帰るだけ、なのに天邪鬼な僕が顔を出した。

どうしても、コンビニに行きたい。

駅前は、いつもすくむので、分が悪いと踏んで、自転車で帰る途中にある、ローソンに立ち寄ることにした。

 

車一台も止まっていない。

自動ドアだけど、ここでなぜか、すくむ足に焦る僕。

上手くいかないのが普通。

転びはしなかったけど、買い物を無事に済ませて、疲労困憊で帰ってきた。

道中、ずっとドキドキ緊張の連続で深呼吸というか、ため息ばかりがこぼれた。

これが、今日の一部始終…よかよか。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良き一日でありますように。

あした天気になあれ