精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

けっこう根に持つタイプ。

先週末の話題をまだ書きたりないとなった今日のブログ。

自分もそうなりがちだけど、ちょっとそこは…というところの話。

 

例えば、土曜日だったか、ロコソラーレのさっちゃんがボディービルデビューした日。

ざわついているカーリング界隈で、こんなツイートなんかも見られた。

自分は、今回のさっちゃんより、アイスの上の、ユニフォームでカーリングをするさっちゃんのほうが好きだ、と。

個人の意見だし、好き嫌いなんて千差万別、それがTwitterのいいところでもあるのだが…。

 

もしかしたら、最初見た時、ショック過ぎて僕も近い気持ちになったのかもしれない、正直言うと…。

でも、そこまでたどり着くには、ハンパない食事制限とキツイ筋トレを行ってこないとステージには立てないことは、YouTubeなどで知っていたので、それをここ数か月、オフの間にさっちゃんが忙しいなかでもやっていた、ということは、素晴らしいことだし、尊敬に値するし、讃えられてもネガティブに捉えていいものではないような気がする。

 

たとえば、日曜日、僕は子供連れの家族が視界に入ってバランスを崩して転んだ。

これは、パーキンソン病のすくみ足などの無動やバランス障害によるものである。

ただ、その日は暑かったし、僕が熱中症か何かで倒れ込んだと思われてもおかしくない状況だった。

 

おそらく、障がいもなく普通に過ごしていれば、僕もそう言うかもしれない。

大丈夫ですか?どうしたんですか?無理に歩かないほうがいいんじゃないですか?と。

彼らにすくみ足と言っても分からないだろうし、パーキンソン病のこともよくは知らないだろう。

また、僕がリハビリを兼ねて自転車に乗り、コンビニに来ているなんて知る由もない。

そんな歯がゆさが、イチから説明しても分かってもらえないような状況が無性に腹立たしく、人を思いやる優しい言葉なのに、僕を傷つけていたのだ。

 

身体の傷はかさぶたを作って癒えていくが、心の傷はトラウマとなってなかなか癒えてくれない。

だから、心に傷を負わないために、こうやって引きこもり生活をしている、ひとつの理由かもしれない。

 

では今日生きている奇跡にありがとうございます。

明日も良き一日でありますように。

あした天気になあれ