精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

昨日の続き。

昨日の続きになるが、ドーパミンが出るとされる行動を割と自然に日常生活に取り入れているわけだが、これは、すべてをそつなくこなしての話ではないか、(その情報を鵜呑みにするならば)と思うのだ。

というのは、これまで、割と正直にここには白状してはいるが、実は、何の気なしに気を抜いて尻もちをついた程度のことは、僕の日常ではごまんとあるのである。

そんなことがあると、いくらそれまで成功体験を続けて積み上げていたことも、全て水の泡になったかのような、とても空しい気持ちと自己嫌悪に苛まれるのである。

これは、言ってみれば今の僕にとっては、全ての根源がすくみ足であり、すくみ足さえなければ、と毎日のように思っている。

 

だからと言って、すくみ足で転んでも、まだ、深呼吸して姿勢を整えれば、歩くことはできるし、毎日身の回りのことぐらいは、自分でやりたい、生活レベルを下げたくはない。

そのために、いくら失敗してゼロになろうが、転んで膝を擦りむこうが、歩くことが出来る限りは、自分の足で歩いて行くつもりである。

この病の一番大事なところは、これまでやってきたことが無駄になったような虚無感とその虚無感から逃避しようと、動くこと、歩くことを諦める、もしくはやる気をなくしてしまうところにあるように思う。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ