精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

引きこもりの歪んだ妄想。

こうも毎日、アニメばかり見ていると、もし自分がそんな魔法や特殊なチカラがあったら、などと妄想してしまうこともある。

たとえば、タイムリープとか。

昨日は、名作であるという「魔法少女まどか☆マギカ」をイッキ見したので、その影響もあるだろう。

 

タイムリープとは、過去のある地点までさかのぼり、そこからやり直す(生き直す?)というもの。

タイムスリップは、時空を超えて物理的移動までしてしまう、同一人物が2人存在してしまうので、タイムリープとは違う。

もう一つ、分かりやすい例をあげると「東京リベンジャーズ」などもこれにあたる。

 

妄想というか、病人だから、しょうがないのだ。

考えてしまった、「もし今の自分の経験と知識がある状態で、10年前からやり直すことが出来たら」と。

 

10年前というと、僕は、外に働きに出ていた。

ただ、DBSはすでに体内には入っていたが、そこからいろいろと、やり直すことで今の僕とは違う結果が得られたのだろうか。

可能性は、十分にあると思う。

 

その頃は、仕事、趣味が最優先で、身体のことは二の次だった。

ただ、漠然と将来に対する不安だけは持っていた。

少なくとも、出来るだけ規則正しく、薬の量や時間を自制することを心掛け、運動も定期的に行う。

在り来たりのことだが、仕事や趣味が優先になるとそうもいかなくなるのだ。

 

細かいこともいろいろとあるだろう、便通のこと、すくみ足のこと、など、こうやって10年前からやり直すことが出来れば、将来にあたる今の自分は少しは違ったのかもしれない。

何が言いたいかというと、僕が実際そうだったから、偉そうなことは言えないが、ある程度、まだオフもジスキネジアなどの大きな副作用が出ていないうちに将来のために出来ることがあるんだ、ということを同病の、まだ軽度の人たちに知ってもらいたい、と偽善者めいたことを考えていたら、それが歪んでこうなった。

つまり、今の僕は、今の「あなた」の未来の姿かもしれないから…。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ