精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

不幸中の幸い?

寒さが、こんなどんよりとした空が僕を弱気にさせた。

いやでいやでしょうがなかった。

いっそこのまま、文字通り引きこもりたいとさえ思ったほどに…。

 

いやというのは、いささか見栄を張った言い方で、正直怖かった。

2日も外に出ず、引きこもって、家の中でも、足はすくむ。

そんななか、今日の日中の最高気温は、5℃。

風は昨日とは違ってさほど気にならなかったのが救いかもしれない。

それでも、今朝の気温は、2.8℃を記録。

県内では氷点下の地域もあって、雪が舞ったところもあったらしい。

 

いつも、こういう寒い日は、ユニクロのライトダウンを羽織っている。

首元までチャックを上げられて、寒さをシャットアウトしてくれる。

頭にニット帽、今シーズンから身に着けているが、耳が隠れて温かいが、その分、車の音とか聞こえずらくて注意が必要。

それと手袋も忘れずに。

 

外に出ると、風もないし、寒さが身に染みる、というほどではなかった。

自転車に乗って出かけるが、まだ、コンビニに行くか、決心はついていなかった。

川沿いを走って帰れば、まず、すくみ足の心配はない。

 

そんなことを考えながら、内心ソワソワして走っていたら、自転車の前輪に違和感が…。

何か踏んづけてしまったらしい。

自転車を停めて、調べてみると、小さなねじみたいなものがタイヤにぶっ刺さっていた。

こ、こんなことってある?

恐る恐る、それに手を伸ばして抜いてみた。

小さいが、先は鋭くとがっていた。

 

道は川沿いに入ったすぐのところで、かろうじて車は離合できるくらいの幅。

でも、そんな道の上でこんな小っちゃなねじを自転車が踏む確率ってどんくらい?

どんだけアンラッキー?

それとも神の啓示か?

 

弱気になっている僕は、精一杯考えた。

ねじを引っこ抜いたが、すぐにはパンクしていないようだ。

でも、あんなぶっ刺さった状態で、このままコンビニまで行って、最悪、パンクしたら、こんな寒天のなか、自転車を押して下手すると、今の僕だと気が遠くなるほどの距離を歩かなければならない。

 

そうなる前に、もう引き返すしかあるまい。

幸い、今のうちなら乗れている。

でも、あまりにも中途半端な、距離ではないか。

もう少し走ってもいいんじゃないか…。

 

ああだこうだ、と悩んだ結果、神のお告げに従い、今日は無理せず、そのまま引き返してきた。

上り坂もあり、身体は少し温まった程度。

パンクを免れたのか、少し心配だが、少なくとも帰ってくるまで問題なかった。

 

明日は、リハビリ、明後日から寒波の第2波、大雪警報が出る可能性もあるという。

次は、いつ、僕は、コンビニに行けるのだろうか…。

 

ではでは、今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ