精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

年内最後の受診日。

今日、年内最後の受診日であった。

午後の時間に予約してあったけど、午後イチということもあり、早めに着いたので、受付の段階から待つことに…。

多分10分と待たなかったけど、人がもういるのに、あと数分でも受付が出来ない謎のシステムは、ちょっとどうかと思ったが…。

僕はさっさと、診察室の前でほっと一息ついていたいのに、ま、それも個人的なわがままでしかない。

 

受付を済ませて、さほど待つことなく呼ばれた。

せんせいには、この4週間で寒さですくみ足が酷くなった、これは寒さのせいで薬効が落ちるものなのか、と報告がてら、聞いてみた。

すると、このせんせいには、珍しく「それはないです」ときっぱりと否定された。

 

そのことについて、せんせいが言うには、あくまでも薬は脳に作用するものであって、手足に効くようなものではない。

たしかに、結果的には、すくみ足が酷くなったかもしれないが、それは薬効が落ちたというより、むしろ、寒さによる手足の筋緊張などが影響しているのではないか、というのだ。

 

僕がきいた質問も質問だし、録音していたわけではないので、これが正確なせんせいの説明だったかは、正直自信がないが、おおよそこのような説明だった。

これが、僕には、すんなり理解できない部分があり、というより、その時は分かったような気になったのだが、「薬は脳に作用する」というところまでは分かるのだが、そもそも「脳に作用する」=「手足が動く」と同じ意味のことではないか。

 

厳密には、「脳に効いているが、手足に上手く伝わらない」ということでいいのだろうか。

脳で分泌されるドーパミンが不足して、歩行障害、姿勢バランス障害などを引き起こすパーキンソン病

運動や歩行練習などでリハビリすることは、必要なことと言っていいだろう。

だけど、つまるところ、そのリハビリは、いかにして悪くなった動作をスムーズにできる筋力をつけるのではなく、身体を動かすことで、脳に働きかけて(有酸素運動ドーパミン出るとか言うし)動きの伝達をよくするためのもの、ということになるのか。

 

引きこもりとは言え、筋力の衰えは日常生活を維持するのに注意すべきことであろう。

毎日の筋トレ、歩行練習、ストレッチ、有酸素運動はその意味でも継続すべきだと思う。

ただ、昨日、すくみ足対策にバリエーションの必要性を感じたのも、どのようにしたら絶えず脳に働きかけられるか、というところから出てきたものである。

もしかしたら、その辺り、この歩行練習はどういう目的をもって行っているか、その部分を明確にすることも大事なのかもしれない。

 

ではでは今日生きている奇跡にありがとう。

明日も良い一日でありますように。

あした天気になあれ