精十郎日記

若年性パーキンソン病とDBS(=DeepBrainStimulation脳深部刺激療法)と僕(40代・次男)

悪意のない言葉。

今日も猛暑日になろうかというなか、自転車で走りに出かけた。

帰りいつものようににコンビニに寄り道した。

ちょうど、そこへ日曜日で夏休みということもあってか、子供連れのご家族を乗せた車が入ってきた。

僕は、ちょっと嫌な感じがしてきたので、なるべく近づかないように、店内で買い物を何とか済ませて店を出ようとした。

 

すると、さっき来たそのファミリーがいつまでも車に乗り込まず、出口のところでたまっていた。

こうなると、もう僕は、出るに出られず、一生懸命足を前に出そうとするが、近くを走り回る子供たちがちらついて、足はすくむばかり。

頭はすでにパニックで立ち止まって体勢を整えるどころではない。

 

やってしまった。

コンビニを出たところで、転んでしまった。

怪我はなかった。

僕としては、転ぶことには慣れていたし、そこは駐車場で、車も人もいない場所に、イメージとしてはゴロンと転がった感じ。

 

ところが、居合わせた家族連れは、びっくりして悲鳴に近い声をあげ「大丈夫ですか」と大騒ぎ。

もしかしたら、熱中症か何かと思ったのかもしれない。

そのご家族の大人の一人がこう言った、「歩かないほうがいいんじゃない?」と。

僕は、「転んだのはあなたたちのせいなんだよ!!」って心の中で叫んで、「大丈夫です、ありがとうございます」と何度も言いながら、何事もなかったように自転車に跨って不思議な顔で僕を見るその家族とコンビニを後にした。

 

9月には、DBSの病院に受診するため、電車に乗り市街地に出なければならない。

筋トレとか、これまでにいろいろとすくみ足の対策をしてきたが、どうやらこのままでは、僕の心が持ちそうもない。

ここらでもっと合理的、かつ効果的な対策を講じる必要がある。

そこで、早速amazonでスティックタイプの折り畳み式の杖を購入した。

火曜日に届くので、届き次第、室内で練習してみようと思う。

 

では今日生きている奇跡にありがとうございます。

明日も良き一日でありますように。

あした天気になあれ